2011-02-12

引越ししたら。

最近 引越し先を探しておりまして
物件を物色中でございます。
いくつかの物件情報サイトに登録しまして
条件に合った物件の情報をメールで配信されるのを
待っているわけなんですが
登録してから2-3日の間 
バカみたいに色んな不動産屋が
スパム並にガンガンメールを送ってきやがりまして
ちょっとうんざりして放置してたところ
引越しの意思が薄いと見なされたのか
それ以来どこからも何の音沙汰もないという
ひどい仕打ちを受けている次第であります。






引越し先は全く決まっていない状態なのですが
最近の我が家の口癖は
「引越ししたら◯◯買おう」です。




まずは
「引越ししたらテレビ買おう」。
今現在 なんとまだ珍しくアナログな我が家。
世間でエコポイント騒動があっても
年末決算売り尽くしセールがあっても
頑なにアナログで通してきたわけですが
いい加減買わなきゃ困っちゃう。
まぁこれは相方のお父さんが
引っ越し祝いに買ってくださるというので
財布の中身を心配する必要なし。





次に
「引越ししたら冷蔵庫買おう」。
相方の家の冷蔵庫は自動製氷機能が故障しており
うちの家の冷蔵庫は容量が小さい。
夏に向けて 晩酌用の氷がないのは
万死に値する(あたしが相方に殺される)ので
夏までには買わなきゃいけないシロモノです。


そして
「引越ししたら外付けHDD(相方のMac用)買おう」。
どうやら最近Macの挙動が怪しいらしく
いつデータが飛ぶかわからないという
かなりスリリングな状態なので。



あと
「引越ししたらベッド買おう」
「引越ししたら調理器具買おう」
「引越ししたらティファールのポット買おう」
個人的には
「引越ししたらPC用デスク買おう」
「引越ししたらプリンター買おう」
「引越ししたら・・・」





どれだけ金がかかるのか
恐ろしくて計算できません。









皆様 引越しした暁には
またここでご報告させて頂きますので
引越し祝い 宜しくお願い致します。












今日の曲は
カステラのビデオ買ってよを。




「お別れの記念にビデオ買って」とか
「新しい彼女を作って一緒に見たい」とか
どんだけロクデナシだって話ですけどね。






2011-02-04

トラブルについて。

昨晩深夜テレビを垂れ流し状態にしていたころ
突如相方が「うわ!ウザい番組始まった!消して!」と
騒ぎ出しました。
何かと思えばタレントが服やら雑貨やらを
番組オリジナル企画と称して別注したものを売るという
通販番組。



そう 相方もあたしも
タレントがデザイナー気取りで
企画しました系のものが大嫌いなのです。


理由はいたってシンプルで
あたしも元々アパレルの企画をしてた現ラーメン屋の相方も
モノづくりの難しさを知ってるが故に
簡単に「じゃあーこんな感じの生地でー
ここはこんな色にしてー」とか言われると
ヘドが出るわけですな。




大体 服飾の企画を生業にして
毎日仕事してるプロでさえ
予測不可能な事故やらトラブルが起きるのに
「あたしってオシャレでしょう」的な素人どもが企画したものとか
買う人の気がしれません。








相方がアパレル時代一番トラウマになった事故は
コーヒー豆の麻袋をパーツに使用した
パンツの企画だそうで
しっかりした打ち込み(織物の密度)の麻袋だったにも関わらず
製品を洗濯したら滑脱(糸が滑って生地から抜けてしまう現象)が起き
ボロボロになってしまったというクレームの返品で
B品の山を築いたというものだったそうで。

考えるだけで恐ろしいですね。








あたしが経験した一番のトラブルは
プリントの色泣き(濃色が淡色の部位に染みだしてしまう現象)。
それも原因が不可解なもので
当時 非常に痛い思いをしたものです。


ポリエステルのP下の
オリジナル単色花柄プリント(白地に黒のプリント)の生地で
スカートと その生地で作った花のコサージュを
綿のカットソーに刺繍で縫い付けて
上下コーディネートでのディスプレイ用の企画。



プリント地は単体でテストデータを取っており
染色堅ろう度のデータも良好で問題なし。
カットソーは80/2綿無地のスムースで定番的なもの。



で カットソーにプリントのコサージュを刺繍する工程で
トラブル発生。
まず プリント地をレーザーで花型にカット。
で そのカットしたパーツをカットソーの身頃パーツに置き
その上にズレやヨレ防止の透明シートを敷き
シートの上からジャガード刺繍機で花パーツを留めていきます。

刺繍が終わったら最後に
パークロルエチレン溶剤(ドライクリーニングの溶剤)で
透明シートを溶かすのですが
ここで色泣きが発生。
綿のボディに プリントの黒が滲み出してたんです。




通常考えられる原因は
プリント地の残留染料が綿に付着しているということ。
ただ その場合 再度洗うと落ちるはずなんです。
(ポリエステルの染料で綿は染まらないから
付着してるものを取り除けば元の色に戻る)
が しかし。
全く落ちる気配がない。
しかも 残留染料が原因であるとすれば
プリント地の白場も汚れるはずが
プリント地自体には全く汚れなし。
なぜだ・・・。


で 再度プリント屋にソーピング(生地を洗うこと)を依頼するも
全く効果なし。


どうしよう!


ディスプレイの主力商品だし
百貨店のカタログにも載せちゃってるし
企画に穴開けるわけにもいかない!



ということで
全商品 上からインキング(ヨゴレの上から色を手作業で塗る)。



すごい修理費用なわけです。
でも プリント屋は
「原料データ自体は悪くないからうちのせいじゃない」と言い
綿ジャージの原料メーカーは
「普通の綿スムースなんでうちは関係ない」と言い
刺繍屋は
「使ってる溶剤は一般的なものだからうちのせいじゃない」と言い
どこにも修理代の請求はできず仕舞い。
大きな損失となりました。



後日 試験機関に調査してもらったものの
最後まではっきりした原因は解明せず。
(綿スムースの糸の繊維とプリント染料の粒子の
相性が悪かったという結論にしかなりませんでした)


というような
原因不明の事故とか
多いんですよ 服屋って。




お店に並んでる洋服が
結構簡単に出来上がってると思ってる方
多いと思いますけれど
アパレルの企画ってこういうトラブルに常に見舞われて
胃の痛い思いをしながらやってるってこと
わかってもらえればありがたいですね。






そして
旧正月前出荷のニット製品が
糸の撚糸の回転数が原因で
斜行して上がってきているというトラブルで
またしても頭を抱えている今日この頃なのでした。










今日の曲は
あやまんJAPANのぽいぽいぽいぽぽいぽいぽぴーを。





最近テレビでの露出が多いせいか
一度脳内で鳴り出したらもう一日中
ぽいぽいぽいぽぽいぽいぽぴーってなっちゃうんですよね。