2011-04-20

やるせない現実。

先週超久々に元会社の同僚から連絡があったかと思ったら
「実は私 会社3月末で辞めまして」という報告。


久しぶりに会おうかってことでランチに。
その方はあたしと同時期に会社を辞め
その後商社に入っていたのですが
色々事情がおありのようで退社されたとのこと。






まぁそれはいいのですが
その方が新しい職探しで情報を集めたところ
アレもコレも出来る人っていうアホみたいな要望の多さを
条件に出してるくせに 年収200-300万程度しか
支払うつもりのない求人ばっかりだって。
それって新卒並じゃない・・・。
経験者(それもベテラン)を雇用するのにそれじゃあ
皆やる気なくすよなぁ。
このご時世 仕事あるだけマシって話かもしれんけど。




元々繊維業界はそんなに平均年収高くないのですが
ここ数年で更に減額されているようで
夢を売る商売なのに働き手に全く夢がないという悲しい現実。






正直
上と下との年収の格差がありすぎるんですよね。
下(現場)はいくら頑張っても1000万クラスには到底及びません。
かわって大手企業の上は数千万クラスなわけです。
じゃあ上に行けば裕福な暮らしが待ってるじゃない と思うわけですが
上に行けば行くほどくだらない政治的なアレのせいで
現場の仕事が好きな職人気質の人には
ジレンマが待っているという地獄。
ここでたいがい服が好きで仕事してる人は
出世を諦めてしまうわけです。


そうすると 最終的に上に行くのは
服ではなく単に金が好きな人のみ。
そして上と現場の溝がどんどん大きくなっていくというわけですね。
まぁこれは繊維業界に限ったことではないと思いますが。




昔の大先輩が
「上の人間は下の人間の働きから搾取しているってことを
忘れてはならない」みたいなことを言ってたような気がしますが
(その人も部長まで昇進したあと退職しちゃった)
未だにそういう意識をもったマネージャー職の方を
お見かけしたことがないので
現実問題無理なのかもしれませんな。





とはいえ
不景気に加えてこの自粛ムード
当分繊維産業の業績が上がることは無いのかと思うと
げんなりです。
そしてこんな最中に
消費税増税案が出ているってことで
民主に期待はしてなかったけど更にがっかりです。








頑張ったら頑張っただけ裕福になるって時代は
もうやってこないのかもしれませんねー。











今日の曲は
電気グルーヴのFake It!を




先日ベストが発売されましたが
まだ買ってません。







2 件のコメント:

  1. 勤めるってことは、
    結局、
    そーゆー現実を飲み込まなくちゃいけないんだろうね。
    どこの業界も大なり小なり同じなんじゃない??

    ま、現在、ほぼプー太郎の私には、
    何も言う資格ないですが(笑)

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  2. そう 嫌なら自分で全部やれってことだわね。
    結果 あたしも会社辞めたわけですが。
    ただもうちょっとなんとかならんのかしらねぇ と
    甘いことを思ってみたりもするんです。

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