2010-08-21

納得いかないこと。

先日シマダ姉さんとランチしたときに聞いた話で
ちょっと憤慨してしまったことがあったので
ここに書いておきます。
たまにはマジメな話もね。




日本には家庭用品品質表示法という法律が
経済産業省の管轄の下 制定されております。

洋服の裏側についてる
混用率表記や洗濯絵表示が記載されてる品質表示ラベルも 
この法律の中で表記の方法やら何やら
事細かに決められているわけなんですね。



日本の衣料製品製造業者は
これに則って表示しているわけなんですが
(たまーにマンションメーカーなんかは
いい加減な表示をしてたりしますけどね)
これが結構手間とコストがかかるわけなんです。



一種類の原料の混用率はわかっても
たとえばニットなんかで
数種類の糸を一緒に編んだりする場合
一枚の製品を作った際に使った目付を
各糸ごとに調べて 
パーセンテージを計算したりしなきゃいけないし
洗濯絵表示も
確実に問題ないと断定できるもの以外は
製品を洗濯試験に出さなきゃなんないし
大きい会社程 経産省に抜き打ち査察される確率が高く
(見つかった時の見せしめにね)
引っかかった際のダメージがでかいから
(商品回収の損失は基より イメージダウンにもなるしね)
逐一品質試験のデータをとって保存しているわけです。



もちろん試験代 かかりますよね。
時間もかかりますよね。



なので 百貨店なんかに入ってる
一定の品質を保ったブランドの商品が
それなりの単価になるのはある程度致し方ないわけです。





ですが。
ここ数年日本に入ってきてる
海外のファストファッションブランド。
これらはジャパン社を設立して
そこが日本のマーケットに向けて営業販売しているわけですが
品質表示なんかも日本向けに付け直し又は上から付け足し
しているわけです。
で 表記内容を見てみると

綿 95%
ソパンデックス 5%

とか平気で印刷されてるわけです。


ちょっと待て と。
そもそも
ソパンデックスて何よ。
スパンデックスでしょうが。


しかも
日本じゃスパンデックスって表記は
認められてないのよ!
ポリウレタンって表記しなさいよ!


まぁ上記のような事例が
山ほどあるってことで
シマダの姉さん
経産省に電凸したわけです。


すると
「製造業の場合 家庭用品品質表示法が適用され
経産省の管轄になりますが
彼らは販売業のため 各地方自治体の管轄になり
この法律は適用されないんです」
とのこと。



何ですと。
てことはですよ。
キャツラは東京都管轄になってて
しかも表示に関しては無法なわけですよ。



おいおいおい。
なんで日本の製造業にだけ
こんなに厳しいんですか!
ただでさえ 
頭のおかしいクレーマーが直接電凸してきたり
百貨店のお客様相談室に持ち込まれちゃったりで
いちゃもんみたいな要求を
飲まざるを得なかったりしてるわけですよ。
正直 ユーザーに対して
過剰に甘すぎると思ったりしてるんですよみんな。
なのに 海外メーカーに対しては
お咎めなしですか。

どうりでどこもいい加減なはずだわ。




そりゃあ 日本のアパレルの数字も
軒並み落ち込むわなぁ。
(言っておきますがFRとかは含んでないですよここに)





基本世界的に見ても
日本人の品質に対するうるささは異常だと
専ら評判なわけですが
こうなったら海外のファストファッションブランドにも
日本のアパレルに対するのと同等に
電凸してもらいたいね クレーマーさん達。









今日の曲は
石野卓球 feat.七尾旅人のラストシーンを。





先日卓球が6年ぶりにだしたミニアルバムを買いまして
ここ数日ずっとエンドレスで聞いてるもので。







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